ヒダカラでは18名の仲間が働いています。
飛騨の会社ですが、飛騨出身のスタッフばかりだけでなく、県外出身者もたくさんいます。
飛騨にいる理由も、経歴もバラバラなメンバーばかりですが、だからこそオモシロい相乗効果が生まれているように感じます。
今回は、埼玉県所沢市出身で、グラフィックデザイナーの福田温子をご紹介します!
好きなことをしたい!その思いでたどり着いたデザイナー職
2021年7月入社の福田温子です。グラフィックデザイナーをしています。
高校卒業後に、音楽・芸能関係の専門学校に進学し、その時にグッズのデザインやフライヤー制作を通じてグラフィックデザインを学びました。
でも実際にデザインのスキルを磨いたのは、実践の場。仕事としてやるようになってからだと感じています。
ヒダカラにたどり着くまで、何度か転職し、デザインに関わらない仕事をしていたこともありました。
でも様々な経験をする中で、自分の嫌いなことを無理にするのはやめて、後悔しない人生を送りたい!という気持ちが強くなって。
今まで学んだ好きなことを生かそうと、写真館でイラストレーターやフォトショップを使う仕事に従事しました。
その後、縁あって飛騨に来て、ヒダカラ入社前は、3年ほど飛騨地域のフリーペーパーの制作会社でデザイナーをしていました。
ヒダカラでは、商品バナー、パンフレットやチラシの制作、商品のパッケージなど幅広い業務に携わっています。
ヒダカラはどんな雰囲気か・・・・というと、体育会系の雰囲気はまったくなく、やわらかーい雰囲気の会社です。
皆いい具合に自然体なので、私も「家での自分」のままで居られるところが良いなと思っています。
あと何事も決断が早い。
物事は結局「やる」「やらない」のどちらしかないと思っているのですが、その点を会社がハッキリ言ってくれて、先へ導いてくれます。
公私ともに猫に狂う—「にゃんこめ」の企画&デザイン
私は猫が好きなんです。
私が、というより、先祖代々猫好きな一族で、家族みんな猫を飼っています。
飛騨に来てからも、どうしても猫が飼いたくて、それを理由に一軒家に引っ越しをしました。
今も2匹の猫と暮らしています。
そんな私は、ヒダカラに入って「猫グッズをつくりたい!」という学生のころからの夢が一つ叶ったんです。
「にゃんこめ」と愛猫とのお別れ
ネコリパブリックさんという、保護猫に関わる活動をしている団体と一緒に商品開発をするにあたり、私も、猫好きということもあり、プロジェクトに参加することになりました。
ヒダカラのスタッフでたくさんディスカッションをしている中で、「赤ちゃんの抱っこ米みたいに、猫の体重で作る商品があったらいいね。」という話が出ました。
それを商品化したのがにゃんこめです。
実は、この商品の企画を進めていた最中、私が飼っていた猫ちゃんが天国に旅立ったんです。
本当に悲しくて、その頃はずっと泣いていましたし、骨になって帰ってきた姿を見て「もう一度抱っこしたい」と心から思いました。
形だけでも、抱っこして、その重みを感じられたら・・・。
その時に気づいたことは、私みたいにペットロスになっている人はきっとたくさんいるはず、ということ。
にゃんこめが、その悲しみを少しでも癒すことができるのではないか。
改めてこの商品の価値に、私自身が当事者として気づくことがきた瞬間でした。
しかもその猫は「米ちゃん(こめちゃん)」という名前だったんです。
頭にある白い点々がお米のようだったので、この名をつけました。
米ちゃんとにゃんこめに「お米」という共通点があったことで、更に情熱を注いでこの企画と向き合えました。
猫好き×デザイナー
その他にも沢山猫の商品の開発、デザインに関わりました。
特にお気に入りなのが、ぼっか煮。
クライアントさんから、「猫が魚をくわえてるデザインにしたい」という明確な要望がありました。
猫のデザインだけでなく、どうしたらその思いを実現できるか・・・?と思い、画用紙を切ったりして、「どうしたらうまく商品に付けられるか?」から考えました。
他にも沢山の猫商品に関われて、本当に幸せなことです。
これからも“デザイニャー”として生きていきたいですね。
自分の作ったものを褒める!
ヒダカラでは様々な制作物を作っていますが、私は、自分が制作したものを最高!!といつも思っています。
クライアントの依頼だったり、事業者さんが作った商品を紹介する制作物を作る中で、自分が最高と思えないものを成果物として出すことは失礼なので。
仕事をする上で心がけていることは下調べです。
その事業者さんのことを調べたり、似た商品はどのように売られているのか商品ページを見てみたり、、、
好きなことは詳しくなりたい!と思うタイプなので、この下調べの作業は全く苦に感じません。
また、日々、街ゆくモノたちに目を向けるようにしています。
例えば旅行に行ったら、いいなと思ったデザインのパンフレットは必ず持ち帰りますし、お菓子を買ったらパッケージをよく見たり。
そういうことからアイディアに繋がることもあります。
飛騨の暮らしは実際どう?
猫への愛と、思い立ったら即行動してしまうような瞬発力のある福田。
その持ち前の瞬発力で高山に住む!と決めてから本当にすぐに引っ越してきてしまったそうです。
飛騨での生活についても語ってもらいました。
飛騨に来た理由
特に縁もゆかりもなかったのですが、遠くに行きたい!知らないところで生活したい!という思いがあったからです。
たまたま高山出身の友人がいて、その子に再会したことをきっかけに、高山に住む!と決め、2か月足らずで引っ越してきました。
最初は、とりあえず引っ越す前に決めた部屋だけがあって、仕事はありませんでした。
1か月ほどニートをしつつ、たまたま届いたフリーペーパーに「デザイナー募集」の求人を見つけ、そのフリーペーパーの制作会社に就職しました。
家探し
最初に住んだ高山のアパートはネットで検索し、不動産屋さんに直接問い合わせをしました。
実際に見に行かずに決めたので、実際の契約まで現地には行かなかったのですが、新築だったことが決め手でした。
土地勘がなかったので、特にほかの選択肢はなかったです。
実際行ってみて、広いな~!と思ったのと、アパートの階段に雪が入ってこないようなってる事にビックリしました。
近所づきあい
人のつながりはとても濃いと思います。
一軒家に暮らすと、地域の方から「町内会に入りませんか?」と声を掛けられます。
そう言われると必ず入らなければならない様に感じてしまう人も多いと思うのですが、断りたい人は断っていいと思っています。
勿論、入れば地域により深く馴染めることもあるし、周りのサポートも受けやすいこともあります。
そういうのが好きな人は入った方がいいと思います。
でも人との付き合いが苦手な人や、コミュニティに入っていくことに不安がある方は、無理しなくていいです。
ちなみに私は入っていませんが、生活に不自由はありませんよ!
新しい土地での生活は、無理しないことが一番!自分に優しくしましょう。
雪の生活
3年経って慣れてきましたね。1年目は正直嫌でした(笑)
関東出身の身からすると、数センチでも雪が積もれば交通網が麻痺するのは当たり前。
仕事や学校にも遅れてしまいますが、飛騨の方は大雪の中でも普通に生活しています。
最初はそれが驚きでした。
雪下ろしの仕方も友達に教えてもらったり、雪道の運転も少しずつ慣れていって、今ではだいぶ日常です。
雪の生活に慣れた自分をえらい!と思っています(笑)
ヒダカラで一緒に働きませんか?
現在、ヒダカラではWebデザイナーを募集しています。
飛騨への移住(Iターン、Uターン、Jターンなどなど)を考えている方、大歓迎です!
採用についてはコチラをご覧ください。