炊き立てのお米
2021/11/15

【2021】米・食味分析鑑定コンクールとは?最終審査は11月27日!

お米のオリンピックとしても知られる米・食味分析鑑定コンクールとは、米・食味鑑定士協会が2000年より実施している新米の美味しさを食味鑑定によって競う、世界最大のお米の国際コンクールです。毎年、秋の新米が出そろう11月頃に開催され、全国各地から美味しいお米がエントリーされています。
この記事では、米・食味分析鑑定コンクールがどのような大会なのか?どんな部門があるのか?そして今月行われる2021年米コンがどうなるのか?!紹介していきます。

米・食味分析鑑定コンクールとは

国内世界ともに最大といわれる米・食味分析鑑定コンクール国際大会は、

2000年頃、未だお米の検査と言えば、「等級検査」のみが主流であった頃から、お米の食味にこだわり、また、衰退しつつあった「地方・農業・稲作の復興」を後押しするべく始まったコンクールです。

米・食味鑑定士協会ホームページより

当初、エントリーが100検体にも満たない小さな大会でしたが、第10回目からは国際大会になり、現在では国内外から毎年約5,000検体が出品され、国際総合部門の金賞を目指して国内、海外からたくさんのお米の生産者さんたちが毎年参加しています。
訳して米コンと呼ばれますが、世界最大の米のコンクールであることから、お米のオリンピックとの別名でもよく知られた大会です。

毎年、審査員の最終審査が行われるコンクール当日は、昨年に引き続き今年も無観客での開催ですが、youtubeで生配信されますので、全国どこにいても最終審査を見ることができます。

どんな部門に分かれている?

国際総合部門

その年にエントリーしたすべてのお米の中から、最終審査へノミネートされるのは40検体ほど。
その中でも最もおいしいと評価されたお米にだけ金賞が授与されます。
毎年約15名の生産者が金賞を受賞しています。

都道府県選抜代表 お米選手権

国際総合部門にエントリーした中で、最終審査へノミネートされなかったお米を都道府県別に分け、各都道府県より1種類を選出します。(都道府県内で30検体以上あった場合のみ)

大型農業法人部門

20ha以上の農園で栽培している農業法人が対象の部門です。
上記2部門にノミネートされていないお米から選出されます。

栽培別部門

上記3部門にノミネートされていないお米の中から、栽培にかかわる7部門別に選抜し、各部門1名だけが金賞に選ばれます。

小学校部門

全国の小学校出品したお米を審査します。金賞を獲得できるのは数校のみ。

全国農業高校 お米甲子園

全国の農業高校や農業にかかわる課程のある高校が参加し、最高金賞は1校、金賞は5校と、こちららも狭き門。

今年はお米甲子園プレゼンテーション部門もあります。
選抜された3校が動画プレゼンテーションを提出し、審査員投票によりグランプリ1校を決めます。

 

国際総合部門 金賞に選ばれるとなぜすごい?

コンクールが始まってから10年以上たった現在、全国から毎年約5,000検体が出品されますが、その中から国際部門の金賞に選ばれるのはたったの約15検体のみなんです。
全国のお米の生産者が、日々様々な努力や工夫、研究を重ね、美味しいお米を追求しているわけですが、それでも金賞を受賞できる生産者さんはごくわずか。

1次審査で機会による玄米の分析・測定、2次審査での精米の食味数値の測定を経て、約40検体が最終審査にノミネートされます。

最終審査は米・食味分析鑑定コンクール国際大会の会場にておこなわれ、その場でお米を炊いて、審査員による官能審査(審査員の目、鼻、口、などすべての感覚を使って審査)します。

その狭き門を多くの人が目指す中、毎年金賞受賞者には飛騨地域の生産者がたくさん!
飛騨のお米のレベルの高さを表しています。

2020年の金賞受賞者は?!

昨年2020年は、国内から4443検体、海外からも台湾28検体、中国24検体を含め、全4766検体が本コンクールにエントリーしました。
その中から国際部門の頂点 金賞を受賞できたのは、たった18検体でした。
その中でも、私たちが暮らす岐阜県飛騨地域からはなんと5名も受賞者(受賞米)が選出されています。
飛騨のお米がどれだけ美味しいのかを物語っていますね。

昨年の金賞受賞者については下記の記事に詳しくまとめてあります。

 

2021年の最終審査は11月27日!金賞受賞米の候補はどこ?

2021年で23回目を迎える米・食味分析鑑定コンクール。
今年の最終審査は11月27日(土)、富士山頂がある町としても知られる静岡県小山町で開催されます。
今年の総エントリー数や最終審査へノミネートされた生産者さんは11月20日ごろ発表予定だそうです。

どの地域のどの農家さんが金賞米を受賞するか、27日の最終審査がとても楽しみですね!

最後に

いわゆる昔から「米どころ」と言われるような地域ではなく、初めて知るお米の産地が毎年金賞を獲得していることも多いことに驚きます。

従来のイメージだけではなく、こういった毎年実施されるコンクール等の情報をもとにお気に入りのお米を探してみるのはとってもおすすめです!

結果が発表されたら、ぜひ今年の金賞米を食べたいですね!

参考:第23回 米・食味分析鑑定コンクール 国際大会 in 富士山

 

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